新年明けましておめでとうございます。新春を皆様新たな気持ちで迎えられたこととと思います。

ヒマラヤの日の出 久野塾も早いもので4年目に突入しました。4月の東京セッションは第20回の記念大会となります。昨年は、アドバイザーによるゼミが3月にスタートし、芽塾(関西5、9、11月)、若塾(北海道10月)を開催。そして、今年3月には嚴塾(広島)キックオフが決定しています。また、福岡も秋に開校予定です。

地方に展開している久野塾ですが、私は日本の成長は地方の復活がカギを握っているという信念を持っています。東京だけが勝っていても日本が勝てるわけではなく、全国の地域の豊かさがあってこそ日本という国の素晴らしさが堅持できると思います。

同時に、東京も地方に於いても、「誰かにお任せ」では日本の成長は達成できない時代に既に突入しています。個として「自分を進化させ成長させるにはどうすればよいか」について、一人一人が真剣に考えるべき時代に入っています。リーダーシップについては多くの人は「私は無理」と拒否反応を示しますが、真のフォロワーシップを理解して、主体性を持った日本人を目指しましょう。

そのためのキーワードを敢えて絞り込むと2つです。

一つは「自己認識」です。自分とは一体どういう人間なのか、他人からどう思われているのか、他人が知らない自分は何なのか、自分が知らない自分は何か、など、自分自身のことすら知らないことが多いという事実を客観的に認識できるかどうかです。何が今の自分に足らないかを知り、学びそして実践すること。

二番目は「目的意識」です。高い「志」と言っても良いと思います。目的を持つことで、自分の学ぶべきこと実践すべきことが明確になります。

昨年11月末に、山口県萩市の松陰神社(http://www.shoin-jinja.jp/)の宮司である上田俊成様を訪問し、吉田松陰先生についてお話を伺ってきました。「志を立てて以て万事の源と成す」・・・
あらゆることの根本を為すのは志をたてることである。この言葉が印象に残っています。松下村塾

多くの人は、新年に「今年こそは・・・」と誓いを立てます。でも、それを実践できる人
は極めてまれです。毎年同じことを繰り返してしまい、成長できないことに嘆き、諦めて、
生きる意義を失っていきます。神に祈っても何も自分自身に変化は起きません。

起こせるのは自分自身です。自分を客観的に知り、状況に応じて振る舞いを継続的にコントロールしながら(苦痛を伴いますが)、高い目的意識を持って実践する。実践に至らないのは、省察を持った継続的コントロールと志が低いということになります。私も今年も挑戦し続けていきます。

「私は一年前の年頭に誓ったことをどのくらい実践し、実現できたのだろうか?」
まず自問自答をしてみてから、2015年の目標を考えてみては如何でしょうか。 (M.H)