講師 神田和明
~坂本龍馬が師と敬い、勝海舟が恐れた鬼才「横井小楠」~
幕末の思想家といえば、多くの人は真っ先に吉田松陰や佐久間象山を思い浮かべ、熊本出身の天才思想家・横井小楠の名前を知る人は多くはないだろう。
彼は故郷・熊本では理解されず、初老に入った頃にようやく福井藩主の松平春嶽に見出される。さらには新政府に参議として迎えられたが、1869年(明治2年)、京に上ってまもなく頑固攘夷派の浪士に暗殺される。
勝海舟曰く「おれは今までに天下で恐ろしいものを二人見た。横井小楠と西郷南洲だ」。日本史の教科書でもろくに取り上げられず、幕末もののドラマで登場することもほとんどない。しかし小楠こそ、坂本龍馬や西郷隆盛をはじめ、幕末維新の英傑たちに絶大な影響を与えた「陰の指南役」であった。早くから現実的開国論を説き、東洋の哲学と西洋の科学文明の融合を唱え、近代日本の歩むべき道を構想した鬼才。そんな彼の生涯をみなさんと一緒に追ってみたいと思います。
■開催日 2020年10月31日(土) 13:00~17:00
*Zoom開催(入金確認後にZoom URLをご連絡します)
*参加者は予め下記課題図書を完読して、ディスカッションテーマについての準備をお願いします。
■ディスカッションテーマ
Q1 小楠の「強み(評価すべき点)」・「弱み(課題とすべき点)」について述べよ
Q2 越前藩主・松平春嶽は<小楠のことを本音ではどのように思っていたのであろうか?
Q3 もし小楠が暗殺されず明治新政府に参議として参画していたら、のちのちの日本はどのように変わったであろうか?
■タイムテーブル
13:00~13:30 自己紹介
13:30~14:00はじめに
14:00~15:00 ディスカッション
15:00~15:30 休憩
15:30~16:30 プレゼンテーション
16:30~17:00 総括