わたしたちはなんらかのキャリアの変化を経験します。それまでに経験したことのない環境で新たな業務に直面し、いくつもの変化と折り合いをつけることになります。仕事の責任と内容も変われば、やり方も変わってくるはずです。ところが、これまでうまくいっていた居心地のいいやりかたをつづけていれば、いずれ成功の罠にとらわれることも起こり得ます。
アンラーンは、古くなった知識やスキルを意図的に手放しつつ、新しい知識・スキルを取り込むことです。それまで自分が頑張って身につけてきたものを手放し、思い込みの前提を取り除くことで大きな成長を手にします。
本ゼミ内では、キャリアの転換点における自らの経験を振り返り、なにをどのように手放したか、得られた結果はなにか、互いに事例と有益な示唆を共有します。いかにうまく手放すか、どのような状況で促されるのか、さらになぜ有効かを要因とともに検討します。
そして手放す学びを実践する計画を立てます。止めねばならないことはわりに容易に見つかるかもしれません。しかし実行に移すことはときに簡単ではないものです。これまでの役割で慣れ親しんだ、快適なやりかたを手放し、変化と成長に取り組むための計画をたてます。
目指す自分に成長していくため、手放す必要性を自身の振り返りとともに理解し、意図して手放し、個に磨きをかける行動を起こすこと目指します。