小林 伸輔(コバヤシ シンスケ)
株式会社うるる 取締役
ビジョン創造スクール3期生、ダイアログ塾8期生
「小林さんのビジョンは何ですか?」
「僕のビジョンはうるるを〇〇な会社にすることです」
「そうではなくて、小林さん個人のビジョンは何ですか?個人としてのビジョンを持たないと、きっと辛い未来が待ってますよ」
忘れもしない2017年12月、塾長の久野さんと初めてお会いした時に開口一番言われた言葉だ。
実は数年前、自分のビジョンを定める機会はあった。
だが、考えても見えて来ないし、会社という枠組みに自分のビジョンを当て込んだ方がラクだった。
結果、自分のビジョンを定め、そして向き合うことから、僕は逃げた。
目をつぶり続けた。
それから数年の時を経て、久野さんから突き付けられた現実。
「やはり僕はビジョンから逃げることはできない」
そう思い、久野塾への入塾を決断した。
この日から約1年半が経った今、僕は久野塾から沢山のギフトを頂いている。
このリレートークでは僕が久野塾から頂いた3つのギフトにフォーカスしたいと思う。
【1.考え、生きることの本質 = クリティカルシンキング】
ビジョン創造スクールでクリティカルシンキングについて学び、ダイアログ塾ではクリティカルシンキングをベースにダイアログを行う。そして、そこに”実”も伴っていることが求められる。
<これを抽象化して表現すると以下の通りになる>
1.事実を正しくインプットし、定義付けをすること
2.事実に意味を持たせるために、ロジックのあるストーリーを策定すること
3.具象と抽象を行き来し、誰しもに伝わるアウトプットをすること
4.そして、そこに具体的な計画と行動が伴っていること
特段、僕には2番目のロジックの箇所が刺さった。
僕は過去、表層的な事象をそのまま処理していた。
そのまま処理してしまっていたことすら、認識できていなかった。
しかし、久野塾での学びを経ることで、事象の意味や意義、つまり”真実”まで到達しないと気が済まなくなった。
これぞ考えることの本質。
これぞ生きることの本質。
この原理原則は如何なる場面でも活用できる。
クリティカルシンキングを学べたことは、僕にとって大きな価値となっている。
【2.素晴らしい仲間】
久野塾では、同期塾生を始めとした多くの方々、そして”仲間”という言葉で表現するには恐縮過ぎる理事の方々とお会いできた。
「久野塾のテーマやビジョンに共感している」が故に、皆はここに集まっている。
だからこそ、価値観や想いのベクトルが近しい方が多い。
こういった方々と40歳手前にして人生を交差させることができた。
(尚、ダイアログ8期生の一部は、”良い意味で”飲み仲間化してる面々もいる。笑)
ここで出会った仲間とは、これから先もずっと繋がっていくのであろう。
「人に活かされ続けている僕」にとって、久野塾での出会いは人生の宝物である。
【3.自分のビジョン】
ビジョン創造スクールを経て、ダイアログ塾で対話を続ける中で、徐々に見えてきたもの。
それは、目をつぶり逃げ続けてきた「自分のビジョン」だ。
ビジョンが見えてきたことで、会社という枠組みの仕事にも、より一層精が出るようになった。自分の仕事に対し、より深い意味を持たせられるようになった。
また、仕事以外の時間の使い方も変わった。
ビジョン実現のために仕事以外の時間をどう使うべきか。
どんなインプットを増やすべきか。
どんな人と会うべきか。
今一つ後悔していることがあるとするならば、もっと早く久野塾と出会い、もっと早く自分のビジョンと向き会いたかった。
しかしこれは、「このタイミングで久野塾と出会えたからこそ、素晴らしい仲間と出会えたし、解像度の高いビジョンと出会うことができた」とポジティブに捉えることにする。
最後に。
自分の人生を大きく広げてくれた久野塾に、心から感謝をしたい。