池田順子(イケダジュンコ)さん
ダイアログ10期生/ビジョン6期生

~初めの一歩~

「あなたは本当にそのビジョンやりたいの?」
昨年12月、ダイアログ最終回での理事からの問い。私は見学者にも関わらず手に汗を握った。
独特の緊張感とピリ辛コメント。完全にビビってしまった私は翌年のダイアログ申込を出来ずにいた。

高校時代、好きな言葉は「挑戦」。
新しいことに挑み、新たな発見をすることが大好きだった私は、30年経ってこんなにも臆病になってしまったのか!我ながら情けなかった。
新年を迎え、改めて自分に問う。
「今のままで本当にいいのか?」と。
答えは「NO!!」。ダイアログ10期生となった。

初回、受講生のほとんどがビジョン創造スクールを経てダイアログを受講していることを知る。
「その手があったのか!」と、いきなりダイアログへ申込をしてしまった自分の無謀さを痛感した。
それでも、受講生のプレゼンを聞くのはとても楽しく、理事の皆さんの鋭い質問と愛情溢れるコメントにただただ感銘を受けた。自分のプレゼンでは、足はガクガク、手も震え、汗だくな状態。

プレゼン後、理事の戸須さんから「自己肯定感が少し低いのでは?3人の子供を育て母業をやってきたのは素晴らしいこと、そういう人こそリーダーになるべきだから堂々とすべき」とコメントいただき、最後は涙腺まで緩む始末。
ただただ、「個」の自分がそこにいた。

そして、今年「久野塾漬けになる」と決心。気になっていたビジョン創造スクールにも申込、今年のゼミ全制覇を目指している。

なぜだろう、忙しいのにワクワクする。自分の知らない世界のたくさんの人たちの熱い想いを聞き、勇気をもらえている自分がいる。
「中年がある時期、立ち止まり、自らの来し方を振り返ることには意味がある」
ダイアログ1回目の推薦図書「リーダーシップの旅」の一文である。
今まさに私が実感している。人生100年時代。遅すぎることはないなと。

久野塾に入ってから、朝のルーティーンが増えた。
マインドフルネス、筋トレ、ぬか床の手入れとハーブの水やりをして朝読書。丁寧な生活を送れることが嬉しい。
子供の社会経験のサポートする会社のボランティアの主催側にも手を上げた。興味のあることへの積極性が増していることを実感し始めている。

久野塾は、会社や社会への貢献、そして何より自分が生き生きできる夢、ビジョンを真剣に考えるきっかけをくれ、「具体的な行動」の重要性を教えてくれた。
思考停止状態からようやく抜け出し、今、たくさん妄想し、気になることをひとつづつ実行することが日々の楽しみになってきた。

自分探しの旅はまだまだ続いている。
自分がなにをしたいのか、なにをしているとき幸せなのか、行動しながら感じていきたい。

半年前の私と同じように、久野塾受講を迷っている人へ。
勇気を出して一歩踏み出してみよう。
「はじめの一歩」
前向きになれるきっかけは、常に自らの一歩からだと確信している。