第13回幕末維新研究会【復活編】

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第13回 幕末維新研究会・【復活編】
~戊辰戦争に思いを馳せる~



「愚者は(自分の)経験に学び、賢者は歴史(他人の経験)に学ぶ」

「戊辰戦争」とは何だったのか――。
明治維新という大きな時代のうねりの中で、旧幕府勢力と新政府軍が正面から衝突したこの戦争は、単なる政権交代の軍事闘争ではなく、日本という国家の「かたち」や「あり方」を巡る、歴史的な転換点であった。
金子常規著『幕末・戊辰戦争』は、勝者の論理に偏りがちなこの戦争を、敗者や地域勢力、さらには民衆の視点を含めた多面的な視座から描いており、従来の維新史に新たな問いを投げかける一冊である。
本研究会では、本書を手がかりに、会津・長岡・函館での選択、そして榎本・西郷らの葛藤に思いを馳せ、明治国家の出発点に刻まれた「もう一つの明治維新」として戊辰戦争を見つめ直す。勝者と敗者の二項対立を越えて、「歴史の声なき声」に耳を傾けながら、参加者と共に現代にも通じる教訓を導き出す場としたい。

■実施概要
・日時 9.20(土) 13:00~17:00  *終了後懇親会を実施予定 
・開催形式 リアル開催のみ
・場所 TUNNEL東京
・募集人数 20名(最小催行人数5名)
・課題図書「幕末・戊辰戦争」金子常規則 中公文庫

*最終確定連絡については、8.16(土)までに参加者に発信させて頂く予定です

■タイムスケジュール
13:00~13:20 はじめに・参加者による自己紹介
13:20~13:40 指南役による解説
13:40~15:00 ディスカッションテーマ①&グループシェア①
15:00~15:10 休憩
15:10~16:30 ディスカッションテーマ②&グループシェア②
16:30~16:45 まとめ
16:45~17:00 参加者からの感想

★ディスカッションテーマ① 「なぜ、戊辰戦争は不可避だったのか?」
• 単なる政権交代ではなく、武力衝突に至った本質的な要因は何か?
• 勝者(新政府軍)と敗者(旧幕府・諸藩)は何を賭けて戦ったのか?
• その歴史的な意義を私たちはどう捉えるべきか?
※本テーマでは、政治・経済・国際情勢・価値観など複数の観点から考察。

★ディスカッションテーマ② 「敗者たちの決断から、何を学ぶべきか?」
• 会津、長岡、榎本らがなぜ“抗戦”を選んだのか
• “恭順”ではなく“徹底抗戦”という選択に込められた思いとは
• 明治国家の礎となった“敗者の思想”は、今に何を語りかけるか?
※「五稜郭」「白虎隊」「北越戦争」など個別戦線への視点も歓迎。

■事前準備(参加者へのお願い)
• 指定課題図書『幕末・戊辰戦争』を読了の上、ディスカッションテーマに対する自分の意見をメモ等に整理しておいてください
• 特に印象的だった登場人物、事例、エピソードを抜き出して共有していただけると議論が深まります
• 幕末・維新史に関しての予備知識があるとより楽しめますが、未経験者も歓迎します

■参考文献(任意)
• 『幕末維新史と会津藩』保科善之助(中公新書)
• 『敗者の維新史』一坂太郎(角川選書)
• NHKスペシャル「映像の世紀」戊辰戦争特集 ほか

以上

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