木村淳(キムラジュン)
ビジョン創造6期、ダイアログ10期
# 自己紹介
みなさんこんにちは。木村淳と申します。私は企業で研究開発の管理職をしており3年~10年先の未来を見据えた技術開発に従事しています。久野塾ではビジョン創造、ダイアログに参加しました。2022年は継続塾生としてセミナーに参加中です。今回は自分の久野塾を通じて獲得できたことについて話をさせて頂きます。
# 小さなきっかけをつかむ
久野塾の存在を知ったのは、久野さんが私たちの会社の企業研修で講師をされて、企業のミッション、ビジョン、リーダーシップについて学ばせて頂き、多くの気づきを学んでいて記憶に残っていたことと、久野さんが会社の上司のコーチングをされていて塾のダイアログ見学の紹介があったのがきっかけです。この時は何か面白い会があるのだなあと、好奇心と会社以外での議論を見てみたい気持ちで参加させていただきました。当時はコロナ前で集まっての会で非常に熱意と密度の濃い時間だった印象があります。
参加した日はオブザーバーとしてダイアログ見学をしました。立場の異なる多様な企業の方が、上下関係無くフラットに議論を交わしていて、立場も、専門性も異なるはずなのに、すべての人に内容をわかりやすく紐解きながら相手にやりたいことを、尊敬と熱意を混ぜながら対話を進めていたことに驚きを感じ、会社の中での議論のやり方の違いに「こういう議論の世界があるのか!?」と衝撃を受けたことを覚えています。自分も多様な人との議論を通じて、自分自身も変革しながら、様々な人と連携してやりたいことを実現できる人になりたいと感じ、その日に塾のコース参加を決めました。きっかけはたまたまでしたが、逃さずにこのアクションをしてよかったと感じています。
#久野塾で獲得できたこと
久野塾では、今までぼんやりとして理解できていなかったヒューマンスキルについて、自分が足りていないこと、知見を獲得できました。新たに獲得できた内容を2つ紹介します。
1つ目は”サードプレイスでの学びの在り方と人を導くことばの力”です。
自分が参加したビジョンスクールでは、自分のビジョンを掲げ、その実現に向けて何をしていくかをさまざまな視点で考え、言語化し、限られた時間で発表し、塾生と対話をしていきます。多様な塾生と多くのアドバイザーから、多様な、温かい支援でフィードバックをもらい自分自身がやるべきことが明確になっていきました。
自分が本当に驚いたことは、対話の時間での質疑応答での言葉の使い方と、参加者への伝え方です。日々の会社生活ではあまり行われない、ユニークかつ、相手への暖かいフィードバックで議論が展開されていたことです。議論での指摘も相手へのリスペクトや、気づきを与えてもらう「ギフト」を意識して話されていて、自分ができていなかった多くの行動がありました。また言葉で塾生が行動変革され、回を重ねることに行動も発言も変化していく姿を目の当たりにし「ここまで変わるのか!」と驚くとともに、導くことばの力をセミナーを通して実体験しました。
2つ目は”目標の言語化、積み上げていけるアクションの明確化の考え方”です。
ビジョンの言語化と言葉にして伝える活動を通じ、日々の業務や生活にどう反映し、行動を言語化することによって、自分が足りなかったもの、やるべきアクションが明確になりました。言語化の際は大きな概念の説明だけで無く、具体的な事例を自身の経験を元に説明し難しい課題をわかりやすく伝え、多くの人に共感を持って話すことで自分自身だけでなく、多くの塾生にも影響を与えることができるのだと感じました。
私は、仕事とは全く関係ないテーマで議論であっても、課題を捉える本質的な考え方は共通であると考えることができるようになりました。獲得したスキル、物事の捉え方は、日々の仕事での活用し、リーディング、チームへの問いかけ、1on1での対話、業務計画の設計と実行などで実際に試し、導入、フィードバックを得ながら改善しています。
# 久野塾に興味をお持ちの方へ
久野塾のカリキュラムに参加するかを検討している方がいれば、ぜひオブザーバーでも良いので見学してみることをおすすめします。ビジョンって何だろうか?自分ならどんな行動できるか?課題解決をどうするか?など多様な内容を見つめるきっかけになるかと思います。自分の目指すべき方向を考えてみたい方、日常、仕事で悩んでいる方は是非、久野塾という場を活用してみてください。そして、異業種との交流を通じて、自分の可能性を発見してみてください。普段の生活とは変わりますが、是非変化を楽しみ、新たなチャレンジを楽しみましょう。
最後になりますが、自分が大切にしている言葉があります。有名なデザイナの言葉を元に久野塾のセミナーでの学びと、自分のやりたいことに合わせて改変し、定期的にこの言葉を自分自身に問いかけています。
「あなたのビジョンは何ですか?その実現に向けてあなたは今日何をしますか?」
議論の場でお会いできる日を楽しみにしています。