亀山 満(カメヤマ ミツル)
オブザーバー会員
出逢いを楽しむ。~“縁”をつなげて、一緒に前に ~
小さなころから、絵とか音楽は苦手で、自動車とかコンピュータとか、工学的なもの、論理で進められる世界で生きてきました。ところが50歳を過ぎてからいろいろな“出逢い”があり、遠かったアートが少し身近になりました。
たまたま行った八ヶ岳で、素晴らしい眺望に出逢い、畑を借り、毎週のように近くの美術館を巡ったり、パリのワインバーでジャズシンガーと出逢って、銀座でジャズを聴いたり、ライブを企画したり…
更に53歳の時、新しい住まい、会社との出逢いがあり、多摩の山裾に住居を移し、30年務めた自動車会社から、銀座の化粧品会社に転職。歴史ある企業が大きく変革する中で、IT責任者として本当に忙しい日々でしたが、週末は近所を散策しながら四季折々の花や緑の変化に感動し、仕事帰りに立ち寄った銀座のギャラリーで、現代アートはよくわからないけれど、そこにいる自分が妙に嬉しかったことを覚えています。
そして資生堂や他企業、地方の美術館を巡りながら、『優れた経営者は芸術への造詣が深いこと』、『企業ビジョンと芸術が深く関わっていること』、『学問と芸術との融合が新たな産業を生み出していること』など知りました。そして仕事においても、ただ我武者羅に頑張るだけでなく、忙しいだけでない時間、自分を見つめ直す時間が必要なことにも気付きました。
そんなとき、久野さん、久野塾と“出逢い”ました。
最初はコーチングでしたが、誘われて行ってみた久野塾、大きな驚き・感動があり、自分自身を見つめ直し、新たな出逢いを生み、人生に深みを与える“大きな出逢い”になりました。
一つは『真剣な想いのぶつかり合い』。“学びたい想い”と“育てたい想い”、これはどこにでもあることですが、これほど純粋に、真剣にぶつかる世界はなかなかなく、参加していると元気になります。自分を見つめ直すことができます。今も時々そのぶつかり合う空気に触れたくて、塾生のもがきながらも湧き上がるエネルギーを感じ、アドバイザーの熱くて真剣、多面的なアドバイスを聴きたくて、時々参加してしまいます。
もう一つは多様性。これも今どき当たり前ですが、久野塾の多様性、なかなか他では出逢えません。大企業、老舗企業、スタートアップ企業など様々な組織の、経営者から若手まで、60代から中高生まで、経歴も個性も様々な方々が、「学びたい」、「育てたい」という共通の価値軸で、年齢も役職も関係なく対話し、ぶつかり合い成長していく、融合し新しいものが生れていく。これはいつも感動です。
久野塾と出会ったこの10年、3社目の三菱マテリアル関連含め、自分自身を見つめ直す刺激が増え、新たな出逢いが出逢いを呼び、私の人生に深みを与えてくれています。
いま65歳を過ぎて、アート、ワイン、歌舞伎、街巡り、ゴルフ…など楽しいことも一杯ですし、大きく変化する世界に対応する企業変革、地方を元気に…などなど、やりたいことも一杯です。
そしてこれからの10年、人生をもっと深みあるものにするために、私自身がもっと“出逢い”をつくり、“縁”をつなげて、誰かの人生をもっと楽しくしたり、日本を元気に、一緒に前に向かって動いていけるようなことをしたい、と考えています。自分も楽しみながら。
キーワードは、「Connecting & Positive together! 」 これからもよろしくお願いします。