巨視的に世界を視る ~マクロスコピックゼミ AI編~

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【開催概要】
日時:2025年8月30日 13時~17時

価格:一般 7,000円(久野塾の内部、外部共通)
高校生・大学生 無料
講師: 矢田 昇平(博士(工学), 中央省庁職員)

ゲスト講師: 岡津 守男(元久野塾理事)

開催方法:リアル開催(場所:トンネル東京)
懇親会:18時~(場所は別途ご連絡します)

申し込み:https://peatix.com/event/4454742/view

飛躍的に進化するAI、この先あなたは、AIとの“関係性”の中で、何を求めますか?

2023年3月、xAI Corp.の創設者であるイーロン・マスクは、AIが社会にもたらすリスクを懸念し、公開書簡でAIの開発を一時的に停止するよう呼びかけました。同年5月、アメリカの非営利団体CAISによる、AIが人類を絶滅させるリスクを軽減すべきなどとする声明に、Open AI, Inc.創設者のサム・アルトマンの他、Google DeepMindやAnthropicの創業者らも共同で署名しました。

これまでの歴史で、アルコール飲料を扱う企業やタバコ産業、石油産業等の現役のリーダーが、自らの産業のリスクをここまで公明正大に唱えたことがあったでしょうか。これだけを見ても、どうやらAIというものは、単なる産業領域の勃興という枠を超え、人類が経験したことが無いような、大きな変革に直面していることは明らかです。

一方で、このような不確実で予測困難な議論は専門家に任せるべきところでもあります。そこで、本ゼミでは、AIとは何かの議論を深めたり、AI進化による楽観論と悲観論の二項対立を助長したりするものではなく、歴史的な背景を巨視的に紐解いたうえで、より主観的な立場から、「AIに何を求めるか?」を地に足を付け考察し、議論するきっかけの場としたいと考えています。

社会通念化された“AIの歴史”には、1956年ダートマス会議にて、人工知能研究の第一人者であるジョン・マッカーシーがはじめて「Artificial Intelligence」という言葉を用いて以降、計算機科学の分野で発展してきたものがあるが、この歴史においてAIは、その期待値や目的(すなわちゴールポスト)を人間本位にずらされ続けてきました。

そこで、さらに歴史をさかのぼり、元来人類が「人工物に知性や意識を授けたい」と空想してきた系譜を辿ることで、“根源的なAIに対する期待”を見つめ直すことを提案したいと考えています。

注1:マクロスコピック(macroscopic)とは巨視的なという意味の英語です。

【プログラム内容】
1. 定義:AIの定義再確認

2. 歴史:時間的な尺度でみるAIの歴史

3. 古典:戯曲「R.U.R.」から読み取るAIへの期待

4. 議論:あなたはAIに何を求めるか?

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