「マネジメントの設計図」というコンセプトにより、組織をハードとソフトで構成される全体システムとして捉えて、 アプローチする方法を考えられることを目標としたゼミです。
より本質的な組織化により、創造性、生産性を高め、成果を出すマネジメントについて
中間管理職から経営者まで、受講者自身の変革を通した組織変革をご支援できればと思います。
「マネジメント」というと、経営資源の管理、適正配置、限られたリソースで
いかに効率的に成果をだすか、といった狭義の意味で捉えられていることが多く、
不確実性の高い時代に入り、あまり魅力的に語られなくなった様に思えます。
それは従来の上意下達型のマネジメントスタイルが通用しなくなったことに
起因しています。今後求められるのは触媒型で、マネージャーの役割は触媒としての
コミュニケーション、仕組みづくりにより仕事を進捗させることです。
私自身、3社で中間管理職として、2社で経営者(社長)としてマネジメントを
経験していますが、下記のHBRの記事の一文に納得、共感しました。
「マネジメントとは、正しく実践すれば、最も尊い仕事の一つである。人が学び、成長し、
責任を担い、成果を認められ、チームの成功に貢献することを、これほど多くのやり方で
手助けできる仕事ほかにない。」※1
私も正しいマネジメントの実践は、最も尊い仕事の一つだと考えます。
参考図書 マネージャーの最も大切な仕事――95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力(英治出版)
※1出典:【名著論文再掲】「人生のジレンマ」を克服するために プロフェッショナル人生論 クレイトンM.クリステンセン DIAMONDハーバードビジネスレビュー [February 2017]