ゲスト講師: 岡津守男(元久野塾理事)
私たちは今、人類史上まれに観る転換点に立っています。
現代は、おそらく宗教改革以来の大変革、混乱と危機、そして希望の時代です。
私たちが所与のものとしている自由、人権、あるいは生活を依存しているシステム、さらに言えば現代文明そのものの基盤が揺るがされています。
Think unthinkable(考えたこともないことを考えること) は、現実の課題として選択の余地が無いと言えます。
そのためには巨大な事実を観る眼と、その延長線を想像する力とを養う必要があります。
巨大な事実を観る眼を養うには、先ず巨大な事実そのものと向き合わねばなりません。
このゼミは、役に立つ情報やスキルを身に着けたり、成果や結論を出したりすることを目的としません。
とてつもない時代と向き合うために、危機意識あるいは未来への希望の入り口に立つことを目的として、共に観察し語り合う時間を持ちましょう。
【主なコンテンツ】
イントロダクション: 眼の鱗を取り除く
危機の認識: パラレルワールドの衝突
グローバルとは(観念でなく実体として): ミニグローバル史、System of systems
国家と主権: 主権の意味、その重要性
権力と価値の根本的転換