堀田知花(ホッタ チカ)
ビジョン創造5期、ダイアログ11期

「日本は面白い、良い国だ と思う人がたくさんいる社会」

まだ深堀途中ではありますが、これが私が久野塾を通して言語化したビジョンです。

言葉にするととてもシンプルですが、これを”自分のビジョン”として納得して言語化すること、またそれに沿って自分が出来る行動を考え、実施していくことは簡単なようで難しい道のりです。

自分の人生このままでいいのかともやもやしつつ、それでも働いていると忙しいし、頑張れば昇進や給料アップもあり、深く考える暇なく時間が過ぎていく、でもやっぱりこれでいいんだっけという思いが消えないという人、いませんか。

私はその一人で、なんとなく自分の目指したい将来像(ビジョン)がある気もするけれど、それを言語化出来ず、形を明確に出来なければ行動も出来ないという沼にハマっていました。

久野塾は、こうしたらいいよ、こんな方法があるよ と何かを指南してくれる場ではありません、一人一人が自分を深く内省し、自分の意思を持って行動を起こすことをダイアログを通して引き出す手助けをしてくれる場です。

今私はダイアログ11期生として久野塾に参加していますが、久野塾を自分の人生のブースターとして捉えています。自分一人では忙しさにかまけて逃げてしまう内省やビジョンに沿った行動を、久野塾という場に身を投じることで、何が何でも向き合わなければいけない、行動を起こさなければいけない環境にしました。この環境に身を置いて本当に良かったと感じています。

ここで久野塾-ダイアログで得られる素晴らしい環境・気づきについていくつかお伝えしたいと思います。

【自分が人生で何をしたいのか考えて考えて考え抜く】
冒頭で述べた通り、久野塾は講義形式で何か教わる場ではなく、塾生がお題に沿って自分の想いや意志を発表し、ダイアログ形式で考えを深堀していくというものです。個人の想いを真剣に聞いて、問いを投げてくれる人達がいる環境を私は他に知りません。だからこそ、こちらも真剣に自分の想いを考えて考えて発表に臨みます。今までこれほどに自分に目を向け、時間をかけて内省する機会をもったことはありませんでした。この時間と経験は残りの私の人生にとって意味深いものになると感じています。

【自分で意思表明し行動する】
「で、あなたは何をするの?次はどんなことをする?」という問いと常に向き合います。
少し前の自分は失敗や挑戦の方向性が間違っている可能性を恐れて何も始められませんでしたが、上記の問いと向き合う内に”小さなことでもいいからとりあえず何かやってみよう”と思えるようになり、実際に実験と称した挑戦をいくつかしています。”やってみて違ったら辞めて次の行動を始めるだけ、何かやってみないことには何も始まらない” とマインドセットを変えられたのは非常に大きな変化です

【ダイアログを通して知る自分の素直な気持ち】
塾内では、ダイアログ形式で理事・アドバイザリー・塾生の方々から色々な問いを受けるのですが、その回答として咄嗟に自分の口から出た言葉にハッとさせられることがあります。事前に準備したものではない自分の素直な気持ちが引き出され、ああやっぱり自分はこう思っているんだな、こうしたいんだなと気付かされます。

【言葉を大事にする】
自分の話を真剣に聞き、問いかけてくれる人達がいる。一人語りではなく、どうやったらより相手に自分の想いが伝わるかを深く考え、話の構成や表現、言葉選びの重要性を今まで以上に意識するようになりました。これは家族、友人、職場でのコミュニケーションにおいても活かされています。

まだ道半ば、ダイアログも折り返し地点に差し掛かったばかりですので、残り期間楽しむことを忘れず、語り合える塾生仲間がいることへの感謝を忘れず、コツコツと前進していきます。自分の想いに目を向け、それに沿った行動をすることは、自分を大事にすることだと思います。全ては自分が死ぬとき後悔しないために。

そしてこの記事が少しでも多くの人への刺激となり、自分の想いに目を向け何かしてみようと思える後押しになれば幸いです。