齋藤稚亜子(サイトウ チアコ)
ダイアログ11期

私のビジョンは
「自分の選択に納得感と責任を持ち、笑顔で活躍する人があふれる世の中を創る」です。
実現したいことが沢山あります。
全6回のダイアログを通して、ビジョンはよりはっきりくっきり見え、実現に向けての歩みが始まりました。

*** 自己紹介 ***
外資系IT企業に約10年勤めた後、研修講師・コーチという立場で、企業で働く方々の活躍を支援する仕事をしています。
2012年に独立し、丸十年。
「やりたい」を仕事にし、そこそこ順調な10年間を過ごして参りましたが、「このままではダメだ」という危機感と焦りを常に感じつつ、イマイチ 殻を破れない…
同時に自分の考えや思いを話せるような信頼できる相手もおらず、誰かからのフィードバック・指摘・アドバイスを渇望する気持ちから、ダイアログへの参加を決めました。

*** ダイアログへの参加を通して自分に起きた変化3つ ***
1つ目は「自問自答が深まった」
ビジョンとは?(元の問い)
→夢とビジョンは何が違う?(派生①)
→ビジョンを持っている人って例えば誰?(派生②)
→ビジョンって「持つ」と「描く」はどう違う?(派生③)
こんな風に1つの問いから、新たな問いがいくつか生まれ、自問自答が深まる。ダイアログの対話において、様々な角度から鋭い質問をいただくことを繰り返すうちに、自然と起きた変化です。

2つ目は「小さく試す」
「具体的に何を行動する?」「明日から何をする?」「行った実験とその手応えは?」
ダイアログの設問には、こんな言葉が並びます。
愛情を持って笑顔でお尻をたたかれる、そんな感覚です。
試さなきゃ、動かなきゃ、何かしなきゃ… 私にとっては非常にありがたいプレッシャーでした。と同時に、掲げるだけのビジョンには何も意味はないことを突き付けられました。
私の場合、まずは周りの誰かに自分の思いや考えを話すことが「小さく試す」でした。客観的に見るととても小さな一歩ですが、試して得られた小さな自信が何よりの収穫です。

3つ目は「ギフトを常に考える」
「今回のプレゼンのギフトは何ですか?」
毎回問われるうちに、これを明確にすることが習慣になりました。
ダイアログでの対話を通して、自分の思いがけないところから「●●というギフトをいただきました」と言われることもありました。
しかし、偶然の産物であるギフトには意味はなく、常に自分自身が「今、誰にどんな価値を提供できるか?」を問い、答えを持つことが何より大切なことだ、理事・アドバイザーのみなさんの振る舞い・ご発言からそれを学びました。
「誰かの何かの役に立ち続けたい!」仕事ではそんな言葉を口にしていますが、まだまだ「損得」で動いている自分が恥ずかしくなり、今は日常から「自分にできる小さなお節介」を探して生きています。

*** 「久野塾」を目にした・耳にした・紹介された皆さまへ ****
人生(キャリア)の8割は偶然の出会いでできている。
これは私の大好きなキャリアに関する理論(計画された偶発性理論)です。
「久野塾」を目にし、耳にし、紹介された、そんな偶然の出会いに好奇心を持ち、ベストを尽くして立ち向かってみる、これがみなさんの人生をより良くすることにつながるとお約束します。

2022年12月、6回目のダイアログのテーマ・設問に向き合う過程で、ふと全6回のテーマが繋がり、「個を磨くとはこういうことか…」とストンと腹落ちした感覚を覚えました。自分の思いや考えに真剣に耳を傾け、自分のために問いを投げてもらえる、久野塾はそんな温かい場です。私自身は渇望していたフィードバックやアドバイスを想像以上にいただくことができ、感謝の気持ちでいっぱいです。特に久野塾長にいただいた問いや言葉には、毎度ハッという気付きがあり、自分が思っていたよりも大きな可能性を拡げていただきました。

*** 追記:最高の思考・言語化の環境探しのススメ ***
ダイアログのテーマ・3つの問いに自分なりの考えを言語化するにあたり、環境によって思考のスピードと広がりが大きく変わることに気付きました。
青空や海を目の前に、心地よい風に吹かれながら思考するのか、暗くて寒い散らかった部屋で思考するのか。

私の場合は、思考するのに最高の環境は銭湯です。
湯舟につかり、サウナに入ると、スイッチが入り、思考がスタート!
そのため、ダイアログ全6回 前日は、5歳の娘を私の母に預け、夜から銭湯に行って、考えを言語化しておりました。
どうぞ皆様も自分にとって「最高の思考・言語化の環境」を見つけてみてください。